イマテック社が世界で初めてDWTTの計装化に成功。
■最大12万ジュールの衝撃エネルギーが「クラック伝播エネルギー」を数値化します。
パイプラインの長大化が進んだ現在、高圧輸送の需要によりラインパイプ用鋼材は高強度化され、寒冷地への敷設も進んでいることから低温での優れた破壊靭性も求められます。
イマテック社のDWTシリーズは、ラインパイプ用鋼材の破断試験を世界で初めて計装化(数値化)に成功。最大荷重1MNを超える衝撃試験は、ラインパイプ鋼材評価の指針となる「クラック伝播エネルギー」や「塑性変形」「クラック発生荷重」などこれまでに得られなかったデータを瞬時にデータ化します。また、ノッチより発生するクラックの成長速度を高速ビデオカメラで捉え、衝撃エネルギーとリンクさせる先進の解析もご提供致します。
■振り子式衝撃試験機より大幅に接地面積を削減。試験の再現性も高くデータの比較が正確です。
■シンプルな構造で耐久性が高くメンテナス性にも優れます。
■荷重センサーの出力値を基に計算した「衝撃エネルギー」と「落錘重量」と「高さ」から算出した位置エネルギーの差は1%未満。
■高解像度ピエゾ式荷重トランスデューサー採用。
■API基準対応 ※American Petroleum Institute(米国石油協会)。
■最高300万データ/秒の高速データ収集が一瞬で発生する衝撃を逃さず捉えます。
■ショック・アブソーバーメーカーとの共同開発で耐久性に優れたショックの開発に成功。
DWTシリーズ ラインナップ
DWT40-40
パイプラインの長大化による高圧輸送の需要によりラインパイプ用鋼材は高強度化され、寒冷地への敷設も進んでいることから低温での優れた破壊靭性も求められます。
DWT40はラインパイプ用鋼材の評価試験であるAPIのDWTT(破断衝撃試験)に特化した専用システムです。1,000,000kNを超える高荷重も計装化により数値データとして捉え、良好な再現性から世界で数十台の納入実績がございます。
DWT40は最大1,000kgの落錘重量と4,200mmの落下高さで最大40,000Jの高衝撃エネルギーが得られるシステムです。
全自動のDWTT試験を行うシステムも提供しております。冷却用バスからサンプルをロボットアームが取り出し、DWTT試験を行います。得られる数値データから良否判定を行い、試験サンプルを選別する全自動システムも世界で既に稼働しております。
DWT40-100
DWT100は最大2,500kgの落錘重量と4,200mmの落下高さで最大100,000Jの高衝撃エネルギーが得られるシステムです。
全自動のDWTT試験を行うシステムも提供しております。冷却用バスからサンプルをロボットアームが取り出し、DWTT試験を行います。得られる数値データから良否判定を行い、試験サンプルを選別する全自動システムも世界で既に稼働しております。
仕 様
DWT40-40 | DWT40-100 | |
最大落下高さ | 2,500mm | 4,200mm |
最大衝撃エネルギー | 24,500〜101,250ジュール | |
アプリケーション | API 5L3に対応した鉄鋼材の破断衝撃試験。高衝撃エネルギーの製品試験 | |
標準落錘重量 | 1,000kg | 2,500kg |
最大落錘重量 | 1,000kg | 2,500kg |
最大衝撃速度 | 7.0m/s | 9.0m/s |
検出センサー | ピエゾ式トランスデューサー又は、加速度計(オプション) | |
装置寸法(mm) | W1,300xD1,300xH5,500、7,500 | W1,500xD1,500xH7,500以上 |
装置重量 | 5,000〜9,000kg |